【骨剪りケヌハの戦闘鋏技】
(ブルライト地方西部・ラージャハ帝国)- 入門条件
- 50名誉点
ある日、ラージャハの鍛冶師ギルドに、奇妙な依頼が持ち込まれました。一言であらわすなら、それは“戦闘用の巨大な鋏”の製作です。依頼人は、ギルドとも懇意の騎士ケヌハであり、悪ふざけのたぐいとは思えませんでした。
通常、武器の製作は、武器職人の仕事です。しかしながら鋏となると、かれらにはノウハウが不足しており、製作は難航しました。そこでかれらはギルドに属する鍛冶師に協力を求めます。そして、既存のさまざまな鋏に関する知見を応用し、ついに――庭師が太い枝を剪るときに使う鋏と同じくらいに大きく、料理人が家禽を解体するための鋏のようでもありながら、防具職人の金切り鋏にも似た構造をもつ、戦闘用の鋏が完成しました。
騎士ケヌハがこのような武器を求めたのは、操霊魔法に長けた蛮族との戦いで、かつてない苦戦を強いられたことが発端でした。大型のアンデッドを複数使役し、戦闘中にもそれらを修復し続ける蛮族の術士を前に、従来の剣や槍では文字通り“刃が立たなかった”のです。その戦いは、味方の増援によって蛮族側が撤退するという結末に終わりましたが、騎士は再戦に備える必要を感じていました。
ギルドから戦闘用の大鋏が納品されると、ケヌハはそれを扱うための鍛錬に励みます。それから一年ほど後、いよいよ蛮族の術士との再戦の機会が訪れました。ケヌハは大鋏を手に奮迅の活躍を見せ、今度こそ術士を討ち取ることに成功しました。このときの戦働きによってケヌハの名声は大きく高まり、独特の武器をあつかう【戦闘鋏技】の名とともに、世に知られることとなりました。
変更履歴
- 2026-02-05 01:35
- より単純かつ機能的にするため、《鋏技甲式・鋏み断ち》を部位への攻撃以外にも有効にしました。
- 2026-02-04 22:49
- 世界設定上の説得力を考慮し、〈シザーズ〉の知名度を引き上げました(8→10)。
- 2026-02-04 22:44
- 同程度の一般的な武器との比較のうえで、希少性を考慮した説得力のため、〈コンバットシザーズ〉/〈リーサルシザーズ〉の価格を引き上げました(1,600G→2,800G/16,000G→16,800G)。
- 2026-02-04 22:40
- 単純化のため、《鋏技甲式・鋏み断ちⅡ》を「《全力攻撃Ⅱ》変化型」に戻しました。
- 2026-02-04 22:37
- パワーレベル調整のため、《鋏技丙式・連ね討ち》に「回避力判定-2」のリスクを追加しました。
- 2026-02-04 22:35
- 《鋏技丙式・連ね討ち》に、複数体攻撃と併用できない旨の規定を追加しました。
- 2026-02-04 22:31
- 7~10レベル帯での「鋏傷=20点」は効果が大きすぎたため、《鋏技乙式・刳り穿ちⅡ》の鋏傷の値を20から15へと引き下げ、代わりに《必殺攻撃Ⅲ》変化型の《鋏技乙式・刳り穿ちⅢ》を追加しました。
- 2026-02-04 22:27
- パワーレベル調整のため、〈コンバットシザーズ〉/〈リーサルシザーズ〉の「剪2H」の威力を引き下げました(40→35/49→44)。
- 2026-02-04 22:24
- 〈コンバットシザーズ〉の必要筋力と威力を+4、〈リーサルシザーズ〉の必要筋力と威力を+5しました。この変更は、フェンサー技能での運用を難しくすることと、同時に、〈リーサルシザーズ〉については〈アームスフィア〉が介在する場合の《両手利き》運用を難しくすることを意図したものです。
- 2026-01-09 17:14
- 実験的に、《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ/Ⅱ》によって与える「鋏傷」の値を増加しました(5→10/10→20)。
- 2026-01-09 17:12
- 《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ~Ⅱ》の「概要」が空欄になっていたのを修正しました。
- 2026-01-09 17:11
- 秘伝間に関連性を形成するため、《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ》の「前提」に《鋏技甲式・鋏み断ちⅠ》を、《鋏技丙式・連ね討ち》の「前提」に《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ》を、それぞれ追加しました。
- 2025-10-13 17:56
- 《鋏技丙式・連ね討ち》を、趣旨を維持しつつも、挙動を大幅に変更しました。これは、流派外部の手段による主動作の追加を要求しないように改め、流派内部で機能を完結させるための変更です。
- 2025-10-01 22:51
- 《鋏技甲式・鋏み断ちⅡ》を下位秘伝と同じく「《全力攻撃Ⅰ》変化型」にし、代わりに「前提」に《全力攻撃Ⅱ》を追加しました。これは、(かなり高レベルの環境にかぎられるでしょうが)フェンサー技能で使用できる余地をつくるための変更です。
- 2025-10-01 12:02
- 初版
流派アイテム
この流派には、特殊カテゴリ〈シザーズ〉の武器が存在し、すべての秘伝はそれの使用を条件としています。
| 名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| コンバットシザーズ | 10 | 〈シザーズ〉A | 2,800 +20名誉点 | 特殊カテゴリの武器。特殊な用法と、そのときにのみ有効な特殊能力「[常]剪断」をもつ |
| リーサルシザーズ | 10 | 〈シザーズ〉S | 16,800 +30名誉点 | 特殊カテゴリの武器。特殊な用法と、そのときにのみ有効な特殊能力「[常]剪断」をもつ |
秘伝
《鋏技甲式・鋏み断ちⅠ》
《鋏技甲式・鋏み断ちⅡ》
- 必要名誉点
- 20
30
- タイプ
- 《全力攻撃Ⅰ》変化型
《全力攻撃Ⅱ》変化型
- 前提
- 《武器習熟A/シザーズ》
《武器習熟S/シザーズ》《鋏技甲式・鋏み断ちⅠ》
- 限定条件
- 剪2H
- 使用
- ―
ファイター技能 or バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- ダメージを増加し、生死判定にペナルティ修正をもたらす
- 効果
肉体の一部や、それを動かすための体組織を鋏で断ち剪ります。
この秘伝は、「用法:剪2H」での近接攻撃をおこなう場合にのみ、効果があります。
適用された攻撃が与えるダメージを増加します。さらに、その攻撃によるダメージで攻撃対象が生死判定をおこなうならば、その生死判定にペナルティ修正を与えます。具体的なダメージ増加とペナルティ修正の量は、次のとおりです。秘伝 ダメージ増加 ペナルティ修正 《鋏技甲式・鋏み断ちⅠ》 「+2」点 -10 《鋏技甲式・鋏み断ちⅡ》 「+6」点 -20
(この秘伝は、基礎特技と異なり、「リスク」をもちません。なお、《全力攻撃Ⅲ》に対応する秘伝は存在しません)
《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ》
《鋏技乙式・刳り穿ちⅡ》
《鋏技乙式・刳り穿ちⅢ》
- 必要名誉点
- 20
30
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅰ》変化型
《必殺攻撃Ⅱ》変化型
《必殺攻撃Ⅲ》変化型
- 前提
- 《鋏技甲式・鋏み断ちⅠ》
《武器習熟S/シザーズ》《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ》
《鋏技乙式・刳り穿ちⅡ》
- 限定条件
- 剪2H
- 使用
- ―
―
バトルダンサー技能 or フェンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 回復を阻害する
- 効果
鋏によって、深く、治しづらい傷を与え、再生を妨げます。
この秘伝は、「用法:剪2H」での近接攻撃をおこなう場合にのみ、効果があります。適用された攻撃によって1点以上の適用ダメージを与えたならば、その攻撃対象に、「鋏傷=X点」(後述)の効果を与えます。Xの値は、《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ》であれば「10」、《鋏技乙式・刳り穿ちⅡ》であれば「15」、《鋏技乙式・刳り穿ちⅢ》であれば「20」となります。
(基礎特技と異なり、《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ~Ⅱ》は「リスク」をもちません)「鋏傷=X点」
この秘伝によってのみ与えられる、専用の状態です。「X」には数値をとり、「鋏傷=10点」のように表記します。
「鋏傷」を受けているキャラクターは、「X」点以下のHP回復効果を、いっさい受けられません。「X」点を超えるHPの回復効果を受けるならば、その回復量を「X」だけ減じます。
そのキャラクターのHPが1点以上回復したとき、「鋏傷」は自動的に解除されます。それ以外の方法で「鋏傷」を解除することはできません。
《鋏技丙式・連ね討ち》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《両手利き》
《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ》
- 限定条件
- 〈シザーズ〉、突2H
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 回避力判定-2
- 概要
- 突2Hの命中直後に、剪2Hで追加の攻撃をおこなう
- 効果
突き攻撃の命中と同時に鋏を閉じ、不可避の二撃目を加えます。
この秘伝は、〈シザーズ〉による「用法:突2H」での近接攻撃に宣言するものであり、その1回に有効です。ただし、複数体を対象にとる近接攻撃では、この秘伝は宣言できません。
適用された攻撃が命中したならば、その攻撃の解決の直後に、同じ武器で同じキャラクター(部位)を対象として「用法:剪2H」での近接攻撃をおこなうことができます。「用法:突2H」の攻撃から追加の攻撃までのあいだに、他の主動作や補助動作は、いっさいおこなえません。
追加の攻撃では、攻撃対象は回避力判定をおこなえません(つまり、習得者が自動失敗しないかぎりは、命中します)。
「リスク」として、習得者は回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。