【骨剪りケヌハの戦闘鋏技】
(ブルライト地方西部・ラージャハ帝国)- 入門条件
- 50名誉点
ある日、ラージャハの鍛冶師ギルドに、奇妙な依頼が持ち込まれました。一言であらわすなら、それは“戦闘用の巨大な鋏”の製作です。依頼人は、ギルドとも懇意の騎士ケヌハであり、悪ふざけのたぐいとは思えませんでした。
通常、武器の製作は、武器職人の仕事です。しかしながら鋏となると、かれらにはノウハウが不足しており、製作は難航しました。そこでかれらはギルドに属する鍛冶師に協力を求めます。そして、既存のさまざまな鋏に関する知見を応用し、ついに――庭師が太い枝を剪るときに使う鋏と同じくらいに大きく、料理人が家禽を解体するための鋏のようでもありながら、防具職人の金切り鋏にも似た構造をもつ、戦闘用の鋏が完成しました。
騎士ケヌハがこのような武器を求めたのは、操霊魔法に長けた蛮族との戦いで、かつてない苦戦を強いられたことが発端でした。大型のアンデッドを複数使役し、戦闘中にもそれらを修復し続ける蛮族の術士を前に、従来の剣や槍では文字通り“刃が立たなかった”のです。その戦いは、味方の増援によって蛮族側が撤退するという結末に終わりましたが、騎士は再戦に備える必要を感じました。
ギルドから戦闘用の大鋏が納品されると、ケヌハはそれを扱うための鍛錬に励みました。それから一年ほど後、いよいよ蛮族の術士との再戦の機会が訪れました。ケヌハは大鋏を手に奮迅の活躍を見せ、今度こそ術士を討ち取ることに成功しました。このときの戦働きによってケヌハの名声はいっそう高まり、独特の武器をあつかう【戦闘鋏技】の名とともに、世に知られることとなりました。
流派アイテム
この流派には、特殊カテゴリ〈シザーズ〉の武器が存在し、すべての秘伝はそれの使用を条件としています。
| 名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| コンバットシザーズ | 10 | 〈シザーズ〉A | 2,800 +20名誉点 | 特殊カテゴリの武器。特殊な用法と、そのときにのみ有効な特殊能力「[常]剪断」をもつ |
| リーサルシザーズ | 10 | 〈シザーズ〉S | 16,800 +30名誉点 | 特殊カテゴリの武器。特殊な用法と、そのときにのみ有効な特殊能力「[常]剪断」をもつ |
秘伝
《鋏技甲式・鋏み断ちⅠ》
《鋏技甲式・鋏み断ちⅡ》
- 必要名誉点
- 20
30
- タイプ
- 《全力攻撃Ⅰ》変化型
《全力攻撃Ⅱ》変化型
- 前提
- 《武器習熟A/シザーズ》
《武器習熟S/シザーズ》《鋏技甲式・鋏み断ちⅠ》
- 限定条件
- 剪2H
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 部位に対してのみ、ダメージを増加し、生死判定にペナルティ修正をもたらす
- 効果
部位そのものや、それを動かすための体組織を鋏で断ち剪ります。
この秘伝は、“複数の部位をもつキャラクターの、コア部位以外の部位”を対象として「用法:剪2H」での近接攻撃をおこなう場合にのみ、効果があります。コア部位を対象とする場合や、複数の部位をもたないキャラクターを対象とする場合には、意味がありません。
適用された攻撃が与えるダメージを増加します。さらに、その攻撃によるダメージで対象の部位が生死判定をおこなうならば、その生死判定にペナルティ修正を与えます。具体的なダメージ増加とペナルティ修正の量は、次のとおりです。秘伝 ダメージ増加 ペナルティ修正 《鋏技甲式・鋏み断ちⅠ》 「+2」点 -10 《鋏技甲式・鋏み断ちⅡ》 「+6」点 -20
(この秘伝は、基礎特技と異なり、「リスク」をもちません。また、《鋏技甲式・鋏み断ちⅡ》の「使用」は、基礎特技と異なります。なお、《全力攻撃Ⅲ》に対応する秘伝は存在しません)
《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ》
《鋏技乙式・刳り穿ちⅡ》
- 必要名誉点
- 20
30
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅰ》変化型
《必殺攻撃Ⅱ》変化型
- 前提
- 《武器習熟A/シザーズ》
《武器習熟S/シザーズ》《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ》
- 限定条件
- 剪2H
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 効果
鋏によって、深く、治しづらい傷を与え、再生を妨げます。
この秘伝は、「用法:剪2H」での近接攻撃をおこなう場合にのみ、効果があります。適用された攻撃によって1点以上の適用ダメージを与えたならば、その攻撃対象に、「鋏傷=X点」(後述)の効果を与えます。Xの値は、《鋏技乙式・刳り穿ちⅠ》であれば「5」、《鋏技乙式・刳り穿ちⅡ》であれば「10」となります。
(この秘伝は、基礎特技と異なり、「リスク」をもちません。なお、《必殺攻撃Ⅲ》に対応する秘伝は存在しません)「鋏傷=X点」
この秘伝によってのみ与えられる、専用の状態です。「X」には数値をとり、「鋏傷=5点」のように表記します。
「鋏傷」を受けているキャラクターは、「X」点以下のHP回復効果を、いっさい受けられません。「X」点を超えるHPの回復効果を受けるならば、その回復量を「X」だけ減じます。
そのキャラクターのHPが1点以上回復したとき、「鋏傷」は自動的に解除されます。それ以外の方法で「鋏傷」を解除することはできません。
《鋏技丙式・連ね討ち》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《命中強化Ⅰ》
- 限定条件
- 〈シザーズ〉、突2H→剪2H
- 使用
- ―
- 適用
- ―
- リスク
- ―
- 概要
- 突2Hの命中直後のみ、剪2Hに対する回避力判定を禁じる
- 効果
突き攻撃の命中と同時に鋏を閉じ、不可避の二撃目を加えます。
一連の手番内で、〈シザーズ〉の武器を「用法:突2H」で使用した近接攻撃を命中させ、その直後に、同じ武器で同じキャラクター(部位)を対象として「用法:剪2H」での近接攻撃をおこなうとき、その(2回目の)攻撃に対する回避力判定は自動的に失敗します(つまり、習得者が自動失敗しないかぎりにおいて、自動的に命中します)。
ただし、1回目の攻撃と2回目の攻撃のあいだでは、他の主動作や補助動作をおこなってはなりません。
この秘伝は、2回の近接攻撃をおこなわなければならないことから、戦闘特技《ファストアクション》等のなんらかの特殊な効果によって主動作(ないしは攻撃)の権利が増加していなければ、現実的な意味をもちません。