【ジェルマーノの鉄壁の守護銃術】
(ブルライト地方)- 入門条件
- 50名誉点&マギテック技能
魔動機文明時代、今よりもマギテックが多い時代では、主要な武器は〈ガン〉でした。しかし〈ガン〉は後衛向きの武器であり、〈ガン〉を有効に運用するためには前衛の存在が不可欠でした。
しかし、仲の良い仲間同士で冒険者パーティーを組もうとしたら全員武器が〈ガン〉だった――そういうこともしばしば起こりました。それほどに、〈ガン〉の使用人口は多かったのです。
冒険者であり、戦術家でもあったジャンバッティスタ・ジェルマーノは考えました。〈ガン〉を使いつつ、前衛をこなす方法はないだろうか、と。
ジャンバッティスタはマギテックが前衛となるための特殊な盾とそれと組み合わせるのに特化したリボルバーという〈ガン〉を開発しました。
盾はマギスフィアを内蔵し、その場に展開・固定して小さな壁のように扱うことができる機構が盛り込まれていました。リボルバーは片手で扱えるサイズながら、回転弾倉機構を盛り込むことで、十分な装弾数を確保したものでした。
この研究は当時の冒険者の間で流行し、ブルライト地方ではこの守護銃術と呼ばれるスタイルが残っています。
現代では盾だけ、リボルバーだけを使う冒険者もいるようですが、守護銃術の真価は盾とリボルバー、その2つを揃えたときに発揮されます。