【ヘルバーン式大鎌死闘術】
- 入門条件
- 50名誉点、バトルダンサー技能
起源は古く、ファーマー達の間で農作業中に襲われた際の戦闘技術として広がっていたとされています。
その戦闘技術は、護身術というにはあまりにも自身を大切にしておらず、どちらかというと家族が逃げるための時間稼ぎや、一人でも多く道連れにする、「死なばもろとも」の心意気を感じます。
その性質上、戦闘技術習得者の致死率は高かったものの、それにより守られた者も多く、子孫がその技術を受け継ぐ形で現代まで細々と伝承されてきました。
この技術体系を流派として形体を整え、世に広めているのはアスター・ヘルバーンというアルヴの女性です。彼女は、旅の途中に泊めてもらった村で襲撃を受けた際、村民が農具の鎌で戦ってる姿を見て、自分の得物である〈デスサイズ〉での戦闘にも生かせると考え、村民の人たちに弟子入りをしこの技術を取得したと語っています。
その後、〈デスサイズ〉へ生命力をあたえる要領から魔神の力を大鎌に加える技術も体系に加え流派を広げていったとされます。(妖精の力を大鎌に加える技術はその弟子によって開発されたという噂です。)
この戦闘技術は「死なばもろとも」であることは変わりませんが、冒険者には隣で戦う誰かがいることも多く、カバーされつつ運用すれば実用足りえるとして一部の冒険者の間で広まっています。
この技術は自身が身軽であることを前提にしているため、現状バトルダンサーのみが習得できる流派となっています。
流派装備
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
斧の大鎌加工 | 15 | 〈アックス〉 | 6,000/9,000/18,000/24,000 | 弱点を狙うことに特化した加工を行う |
秘伝
この流派の秘伝は〈斧の大鎌加工〉された武器か、〈アックス〉Sランクの武器〈デスサイズ〉を使用する際にのみ、使用することができます。
《ダンス・マカブルⅠ》
《ダンス・マカブルⅡ》
《ダンス・マカブルⅢ》
- 必要名誉点
- 20
50
- タイプ
- 《切り返しⅠ》変化型
《切り返しⅡ》変化型
《切り返しⅡ》変化型
- 前提
- 《全力攻撃Ⅰ》
《ダンス・マカブルⅠ》・バトルダンサー技能レベル5以上
《ダンス・マカブルⅡ》・《全力攻撃Ⅱ》 ・バトルダンサー技能レベル15以上
- 限定条件
- 〈アックス〉、〈斧の大鎌加工〉 または 〈デスサイズ〉
- 使用
- バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 回避力判定-2
回避力判定-2
回避力判定-2
- 概要
- 命中時、対象部位の状況に応じて様々な効果を持つ。
- 効果
鎌を相手にひっかけ、そこからの派生の行動によって対象に様々な影響を与えます。
ただし、そのために自分の体の動きを使うためその後の回避行動に制限がかかります。
また、前提特技と違いリスクがある点にも注意が必要です。
この秘伝を宣言時、下記から一つを選択して適用します。ただし対象が条件に当てはまらない場合、その効果を適用することはできません。
複数を同時に攻撃する場合、命中した中から任意の1体を選び効果を適用します。①対象が1部位、または複数部位を持つのキャラクターのコア部位
その攻撃のダメージを「+6」点します。
②対象が、複数部位を持つキャラクターの攻撃障害を持っている部位
攻撃障害の対象に対して、攻撃障害を無視して追加攻撃を行う。
その際の命中力判定は、無視した攻撃障害に応じて下記のペナルティ修正を受けます。無視した攻撃障害 ペナルティ修正 不可 -5 +4 -3 この追加攻撃に宣言特技を適用することはできません。
③上記以外の部位
その攻撃のダメージを「+2」点します。
《ダンス・マカブルⅡ》
①:「ダメージを「+6」点」が「ダメージを「+10」点」に変更されます。
②:命中力判定に受けるペナルティ修正が下記の表に修正されます。無視した攻撃障害 ペナルティ修正 不可 -3 +4 -0(ペナルティなし) ③:「ダメージを「+2」点」が「ダメージを「+6」点」に変更されます。
《ダンス・マカブルⅢ》
①:「ダメージを「+6」点」が「ダメージを「+16」点」に変更されます。
②:命中力判定に受けるペナルティ修正が下記の表に修正されます。無視した攻撃障害 ペナルティ修正 不可 -0(ペナルティなし) +4 -0(ペナルティなし) ③:「ダメージを「+2」点」が「ダメージを「+10」点」に変更されます。
《ラン・アンド・デス》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈アックス〉、〈斧の大鎌加工〉 または 〈デスサイズ〉
- 使用
- バトルダンサー技能
- 適用
- ー
- リスク
- ー
- 概要
- 「形状:突破」の攻撃を行う。
- 効果
「射程/形状:1(移動力m)/突破」で「対象:1体」に近接攻撃を行います。
(この突破で地点を選択することはできません。また遮蔽がある場合は、その影響を受ける点にも注意してください。)
この突破に巻き込まれた対象に対しての近接攻撃時に、宣言特技を使用することはできません。
「形状:突破」の終点位置によって下記の追加効果を得ます。
①終点を対象としたキャラクターの地点とした場合:
対象へのダメージのみ「+敏捷度ボーナス」点します。
②終点を「射程」いっぱいの地点とした場合:
対象の部位数が自分の部位数(騎乗時は、騎獣の部位数を含む)以下である場合、対象を自分の地点まで移動させます。この際、自分が何かに激突した場合は対象も同様に激突したものとして落下ダメージを適用します。
対象の部位数が自分の部位数より多い場合は、特に何もありません。また、突破に巻き込まれた部位に関しても特にこの影響をうけません。(あくまで、対象に選ばれたキャラのみにこの効果は適用されます。)
《チルクロ・デラ・モルテⅠ》
《チルクロ・デラ・モルテⅡ》
- 必要名誉点
- 50
100
- タイプ
- 《薙ぎ払いⅠ》 変化型
《薙ぎ払いⅡ》変化型
- 前提
- 《全力攻撃Ⅰ》
《全力攻撃Ⅱ》・《チルクロ・デラ・モルテⅠ》
- 限定条件
- 〈アックス〉、〈斧の大鎌加工〉 または 〈デスサイズ〉
- 使用
- バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 回避力判定-3
回避力判定-3
- 概要
- より多くの敵を攻撃
- 効果
自分を中心とし、円を描くように回転することでより多くの敵をまとめて攻撃します。
ただし自分はすべての方向からの攻撃にさらされることになります。
「射程:自身」の「対象:1エリア(半径1m)/8」に近接攻撃を行います。
(対象の選択は、範囲内から1体を確定対象として選択し、残りの対象を範囲内の対象からランダムに決定してください。)
攻撃が1体以上に命中した場合かつ自分が乱戦状態でない場合、近接攻撃後に自分を中心に乱戦エリアを形成し、攻撃が命中した対象を乱戦エリアの中心(=自分の地点)に移動させます。
この秘伝を組み合わせた近接攻撃に攻撃の対象キャラクターを増やす特技を使うことはできません。
また、前提特技と違いリスクがある点にも注意が必要です。《チルクロ・デラ・モルテⅡ》
「対象:1エリア(半径1m)/8」が「対象:1エリア(半径3m)/15」に変更されます。
《ヴェント・ディ・モルテ》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《チルクロ・デラ・モルテⅠ》
・《ラン・アンド・デス》
- 限定条件
- 〈アックス〉、〈斧の大鎌加工〉 または 〈デスサイズ〉
- 使用
- バトルダンサー技能
- 適用
- 特殊
- リスク
- なし
- 概要
- 《チルクロ・デラ・モルテ》の中心点を移動する。
- 効果
その秘伝は《チルクロ・デラ・モルテ》の宣言時に併せて宣言します。
この秘伝は「形状:突破」を使用可能な状態(⇒『MA』60頁)でなければ宣言することができません。
《チルクロ・デラ・モルテ》による近接攻撃前に、通常移動を行います。
この移動は攻撃を伴いませんが突破によるものとして処理します。
《スピリット・サイス》
- 必要名誉点
- 100
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- なし
- 限定条件
- ―
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- —
- 概要
- 自身の使役する魔神・妖精の力を借りて攻撃
- 効果
自身が召喚した魔神・妖精の内、このラウンドの手番を終えていないかつ同じ地点にいる1体を選択する。
対象は直ちにこのラウンドの手番を終えたものとして扱う。
1ラウンド間、対象は自身に搭載された状態として移動を処理します。この搭載された状態の間、対象は手番を行うことはできません。
また、1ラウンド間、自身が行う〈斧の大鎌加工〉 または 〈デスサイズ〉を用いた攻撃のダメージを「+選択した対象の魔物レベル」点します。
自身に搭載された状態について:
あなたが移動する場合、選択した魔神・妖精も自動的にあなたの地点に移動します。
移動妨害等された際は、搭載された魔神・妖精の部位はカウントせずに処理してください。
この搭載状態には、搭載を持つ魔神・妖精も(居れば)特別に搭載状態になりますが、その際にはその魔神・妖精に搭載されていたキャラクターはすべて落馬したものとして扱い、その後搭載状態が解除されるまで搭載できない状態となります。
また、この状態は1ラウンド(次のラウンドの自身の手番開始まで)続くため、《マリオネット》を取得していたとしても、次のラウンドの自身の手番より先に行動させることはできません。