ゆとシートⅡ for SW2.5 Wonder Arts Record

【癒し手たちの光】 【2026-01-26 14:09】 - ゆとシートⅡ for SW2.5 Wonder Arts Record

いやたちのひかり

(ブルライト地方・ハーヴェス王国)
入門条件
50名誉点

冒険者の戦闘には、軍隊や傭兵のそれとは異なる傾向があります。それは、“少人数のチーム”で、しばしば“圧倒的な難敵と戦う”ことです。むろん、どのような戦いが起こるかは依頼ごとに千差万別ですが、冒険者が引き受ける依頼には、そうした状況が起こりやすいのです。これは、そもそも冒険者という役割が、危険に挑む存在であることから、ある意味では当然です。
さて、そのような苛酷な戦いで重要となる要素のひとつが、“癒し手”です。強敵の放つ剣戟、魔法、ブレスなどで傷ついた者を、すみやかに癒すことができなければ、次の瞬間には仲間が地に伏していることになりかねません。
パーティに欠かせない“癒し手”は、神官プリーストが担うのが典型的です。強力な治癒魔法を扱え、それでいて妖精使いフェアリーテイマー奈落睨士アビスゲイザーよりは多く存在するわけですから、これもまた自然なことでしょう。
ここで問題は、神聖魔法は、(真語魔法や操霊魔法ほどには)技術的な整理がされていないことです。いきおい、実践的な技法もあまり確立されてはいません。

近年、“冒険者の国”とも言われるハーヴェス王国(⇒『Ⅰ』379頁、『ブルライト博物誌』42頁)で、この問題への取り組みが始まりました。状況を問題視した有志の冒険者たちが、実践の中で培った技術を、相互に共有するようになったのです。冒険者ギルド支部〈ドラゴンファイア〉(⇒『ブルライト博物誌』47頁)に属する者たちが中心となって情報交換を進めており、とくに有用性の高いいくつかの技法は、“他人に教えることができる”水準まで整理されつつあります。当地の神官プリーストのあいだでは、【癒し手たちの光】の通称で知られ、かれらの戦いを支えています。

変更履歴

2026-01-26 14:09
実験的に、《快癒の曙光》の挙動を変更しました(「タイプ:独自宣言型」→「タイプ:常時型」、それにともなって「使用:魔法使い系技能」→「使用:-」、「適用:1回の魔法行使」→「適用:-」、「リスク:なし」→「リスク:-」、そして「限定条件」に「他秘伝」を追加、効果から宣言に関するテキストを削除し、威力のサイコロを振る前に効果適用の是非を選ぶ旨を追加、《魔法拡大/数》についての補足を追加)。
2025-12-14 01:37
初版

流派アイテム

この流派には、現在のところ流派アイテムはありません。

秘伝

「限定条件:威力で回復する神聖魔法」

この流派の秘伝は、「威力で回復する神聖魔法」という「限定条件」をもっています。
「威力で回復する神聖魔法」とは、“HPを回復する効果の神聖魔法で、その回復量の決定に威力表をもちいるもの”を意味します。
通常の神聖魔法では、【キュア・ウーンズ】【キュア・ハート】【キュア・インジャリー】【キュア・モータリー】が該当します。もし前述の定めに合致するものがあれば、特殊神聖魔法やいずれかの流派の秘伝魔法などでも、この「限定条件」を満たします。

“「抵抗:任意」とする”

一部の秘伝は、魔法を「抵抗:任意」に変更する効果をもっています。
これは、通常の回復にもちいるかぎりでは、とくに意味のない処理であり、現実的に気にする必要はありません。
意味をもつのは、回復効果の魔法をダメージを与える目的でアンデッドに使用するような状況であり、そうした状況では秘伝は有用にはたらかない、ということを示しています。

治癒ちゆ余光よこう

必要名誉点
20
タイプ
《魔法収束》変化型
前提
なし
限定条件
威力で回復する神聖魔法
使用
魔法使い系技能
適用
1回の魔法行使
リスク
なし
概要
超過回復量を次手番の回復量に上乗せする
効果

先んじてもたらした治癒の残滓を利用し、強力な治癒を実現します。

“威力で回復する神聖魔法”の行使に宣言し、その1回に有効な秘伝です。
適用された魔法による回復が、その対象の最大HPを超過したならば、対象ごとに「実際に超過した値」を記録します(たとえば、最大HP30、現在HP23のキャラクターに、9点の回復を与えたならば、「実際に超過した値」は「2」点です)。ただし、この記録する値は、最大でも「習得者のプリースト技能レベル」を超えません。
記録から20秒(2ラウンド)以内に、次に習得者が“威力で回復する神聖魔法”でそのキャラクターに回復をもたらすとき、その回復量を「+(記録した値)」点します。この効果を発揮するとき、記録を消去します。効果を発揮したうえで、ふたたび超過したならば、あらためて記録します。
記録が残っているあいだに、ふたたびこの秘伝を宣言した回復を試みた場合、超過量を確認したうえで、元の記録を維持するか、新しい記録に置き換えるかを、習得者が任意に選びます。

快癒かいゆ曙光しょこう

必要名誉点
30
タイプ
常時型
前提
《クリティカルキャストⅠ》
限定条件
威力で回復する神聖魔法、他秘伝
使用
適用
リスク
概要
威力で回復する神聖魔法にクリティカルの可能性をもたらす
効果

治癒力を研ぎ澄ませて、強力な治癒作用を狙います。

“威力で回復する神聖魔法”を行使するに際して、その威力のサイコロを振る前に、クリティカルと同じ処理で振り足しを発生させることを選べます。そうしたとき、クリティカル値は⑩として扱い、その魔法は「抵抗:任意」となります。この「抵抗:任意」とする効果は、この流派外の「抵抗」を変化させる効果に優越します。《魔法拡大/数》によって複数の対象をとる場合には、その最初の威力のサイコロを振る前に、すべての対象について一括で効果適用の是非を選ばなければなりません。

〈女神のヴェール〉(⇒『Ⅲ』248頁、『ET』139頁)のような、同様の効果をあらかじめ受けている場合には、代わりにそのクリティカル値を-1します。この効果でクリティカル値が7以下となることはありません。

全癒ぜんゆ金光きんこう

必要名誉点
50
タイプ
《ダブルキャスト》変化型
前提
《治癒の余光》or《快癒の曙光》
限定条件
威力で回復する神聖魔法
使用
魔法使い系技能
適用
1回の魔法行使
リスク
なし
概要
魔力低下なしで、威力で回復する神聖魔法を連続行使する
効果

ふたつの魔法のあいだで魔力を共有し、連続して強力な治癒魔法を唱えます。

基礎特技を踏襲しつつ、追加で行使する魔法で魔力が-10されません(行使可能レベルの半減は基礎特技に同様です)。
ただし、これを宣言する魔法と、追加で行使する魔法は、ともに“威力で回復する神聖魔法”でなければなりません。また、それらの魔法はともに「抵抗:任意」となります。この「抵抗:任意」とする効果は、この流派外の「抵抗」を変化させる効果に優越します。

製作者:ViVi