容姿・経歴・その他メモ

　
　意志を持ったUGN製生命維持装置。本体は巨大コンピュータで、支部長として動いているのは実体を得たホログラム。
　現在も本体の生命維持装置は眠り続けるUGNのエージェント達の命を守っている。




↓以下詳細設定


　かつてコードウェル博士の主導によって作られた、UGN製の大規模生命維持装置『Maintainer-NTGL』。通称：ナイチンゲール。

　本体は巨大なコンピュータであり、そこに接続された無人医療施設内の設備の全てが彼の体であると言える。
　施設に収容されているのは皆、現在では治療することができない、または目覚めさせることができない状態で眠り続けているUGNのエージェント達だ。彼らの内には貴重な情報を握っている者、未だ解明されていない変異を遂げたレネゲイドを持つ者も多く存在する。いつかUGNが彼らを目覚めさせる日のために、彼らの生命を維持し、FH等の外敵から守る事がナイチンゲールの主目的である。

　管理者であったコードウェル博士の死亡後、ナイチンゲールは管理者不在のまま稼働を続けていた。しかしある時、存在そのものが機密であった筈の無人医療施設をFHが襲撃し、眠っているエージェント達の奪取を試みる。ただの医療機械は暴力の前に成す術無く破壊されてしまった……筈だったが、しかし施設内の設備は稼働を続けていた。それどころか、設備は本来設定された挙動を越えてFHに立ち向かい、最終的にエージェント達を守ったのだ。

　復旧後、UGNはナイチンゲールがレネゲイドビーイングとして覚醒していた事を発見した。自由な意志を手に入れたナイチンゲールは管理者をコードウェル博士から霧谷雄吾へと変え、自らも眠るエージェント達を目覚めさせる方法を探すため、エージェントとして活動したいと申し出る。しかし本体から離れ、施設内の管理をおろそかにする訳にもいかないことから、霧谷は地下にあった医療施設上にUGN支部を作り、その支部長にナイチンゲールを据える事にした。

　もちろん本体を動かす事はできないため、実際の活動はレネゲイドの力で実体を持ったホログラムが行っている。元がコンピュータであるため支部長としての処理能力も高いが、結局の所はホログラムであるため攻撃性能はほとんどない。ネットワークさえ繋がっていればどこにでも行けるが、本体からあまり離れすぎると処理能力が落ちるし、ネットワークが繋がらない場所に行くためには誰かに中継端末を持って行ってもらわなければならない。

　……この体の内で夢を見ているのは、ただの怪我人、ただの病人ではない。誰かが命懸けで助けた彼らもまた、誰かが未来に託した夢なのだ。なればこそ、私はこの命を懸けても彼らを守らなければならない。それが私の使命であり、Maintainer-NTGLに課せられた最高命令である。

セッション履歴