【ギ・ダオの魔眼コレクション】
(不定)- 入門条件
- 100名誉点、バジリスク入門不可
ギ・ダオは、昔から他者の瞳が好きでした。瞳は様々な色でキラキラと光る宝石のようで、彼を魅了してやまないものでした。しかし彼は長いこと、その嗜好を隠していました。自身の嗜好がかなり異常寄りのものであることを自覚していたからです。
しかし冒険者になり、バジリスクと戦って、彼はついに我慢しきれなくなりました。人族のものより更に美しい、魔力を込めたその瞳を手に取りたくてたまらなくなったのです。そして彼はバジリスクに勝利し、その瞳を奪い取りました。
そして彼はより多くの邪眼を集めるため、バジリスクハンターとなりました。彼は数多のバジリスクを討ち滅ぼし、冒険者としてランクを上げていきます。
それと同時に、集めた邪眼を有効活用する方法も探していました。瞳は生きているときが最も美しいというのが彼の考えだったからです。彼の知り合いに元冒険者の医者がいました。その医者が彼のコレクションを目にしたことで、話はまた進み始めます。
彼はそこから数年の研究を経て、バジリスクの邪眼を無毒化し、人族に移植する方法を確立しました。これにより、ギ・ダオは自分の持つコレクションの中で、最も美しい瞳と一体となったのです。
この邪眼を無毒化し、人族が利用できるように加工したものを、その医者は〈魔眼〉と名付けました。
ギ・ダオは集めた魔眼が生き、動き、輝くことを望んでいます。そのため、彼の嗜好を理解するものにはそのコレクションを積極的に分け与えているようです。
幸いにしてギ・ダオはナイトメアであり、既に100年以上をバジリスク狩りに費やしています。そのコレクションの量は膨大であり、これからも増え続けていくでしょう。
ドレイクから魔剣を奪うのは、冒険者にとっては珍しい話ではありません。バジリスクから邪眼を奪うというのもそれと同じようなものだと考えれは自然に思えますが、前例はほどんどなく、また、その行為自体に対する忌避感も大きいです。
バジリスクの邪眼は強力ですが、見る人が見ればそれとわかるものです。そのため、魔眼を移植した場合、それにまつわる奇異の視線や、場合によっては悪意、排斥にさらされる可能性があります。
ギ・ダオに近づき、魔眼を手にする。それは魅力的ですが、同時に危険な選択肢でもあることは、覚えておくべきでしょう。
流派装備
邪眼を固定して使用することができる〈眺望のランタン〉および各種〈無毒化邪眼〉が流派装備として伝わっています。