ゆとシートⅡ for SW2.5 Wonder Arts Record

【峰影邑鳥狩術】 【2025-12-17 06:51】 - ゆとシートⅡ for SW2.5 Wonder Arts Record

峰影邑鳥狩術みねかげむらのとがりのわざ

(ウルシラ地方・タミール山脈)
入門条件
ライダー技能4レベル&【遠隔指示】&50名誉点

タミール山脈にある峰影邑みねかげむらには、鷹を戦いの友とする、独自の文化があります。当地では、戦いをともにする鷹を「戦鷹いくさたか」、戦鷹を伴う戦士を「鳥狩とがり」と呼びます。この文化は、峻険な環境を戦い抜くために培われたものであるとされ、とくに山地での戦いにおける鳥狩は、一般的な戦士に数倍するはたらきが可能と見られます。
鳥狩と戦鷹の力によって、蛮族や“奈落の魔域”の脅威に抗いつづけ、はるか昔から存続してきました。

鳥狩と戦鷹の関係は、“主と従”ではなく、対等のものだとされます。鳥狩には、戦鷹を“従える”のではなく、戦鷹から“力を借りる”のだという姿勢が叩き込まれます。そうすることで、野性を殺すことなく、鷹が本来もつポテンシャルを最大限に発揮できるのだと考えられています。
戦鷹をあつかう技をもとめてむらを訪ねる者はときおりあるものの、この独特な考えかたに馴染めずに失敗する例が大多数です。
ですが逆に、この理を真に理解することができたならば、鷹は狩りをともにすることを認め、外部の者が鳥狩となる余地もありえます。歴史上、峰影邑で修行をして【鳥狩術とがりのわざ】を学び、外の世界にもどって活躍したという者も、ごく少数ながら実在します。

変更履歴

2025-12-17 06:51
《触れ得ざる鷹》の条件を、「ラウンド中に戦鷹が未行動」から「手番中に戦鷹が主動作・補助動作をおこなっていない」に改訂しました。新たな規定は、意図するところは従来とほとんど変わりありませんが、より明確になっています。これにより、戦鷹が移動をおこなった手番であっても宣言できるようになりました。
2025-12-17 06:44
《触れ得ざる鷹》の「前提」を変更しました(【HP超強化】→《自在なる鷹Ⅰ》)。《触れ得ざる鷹》の効用は、この秘伝をもちいずとも運用によって補える部分の大きいものであり、ことさらに(この秘伝の習得のために)特定の騎芸を要求するに見合うものではないことから、習得を容易にしました。
2025-12-13 20:18
【バトルホーク】について、6レベル用データの「防護点」が記入されていなかったのを修正しました。
2025-09-10 22:20
初版

流派装備

この流派は、特別な騎獣をあつかいます。流派データ内では、これら三種の騎獣を総称して「戦鷹」と呼称します。また、「戦鷹」に対する騎手のことを特に「鳥狩とがり」と呼称します。

戦鷹はいずれも購入のみが可能であり、レンタルはできません。
戦鷹を購入してから「適正レベルの下限×1ヶ月」のあいだは、峰影邑において連携のための訓練をしなければなりません。訓練が終わっていない状態では、その戦鷹には指示を出せません。なお、訓練期間中の戦鷹の維持費は、購入価格に含まれているものとします。

名称 適正レベル購入価格
【バトルホーク】 4~6 8,000G{br}+50名誉点
【グレートバトルホーク】 7~9 16,000G{br}+70名誉点
【エクセレントバトルホーク】10~12 40,000G{br}+100名誉点

秘伝

見通みとおたか

必要名誉点
30
タイプ
常時型
前提
【以心伝心】【騎獣強化】
限定条件
戦鷹に指示可能、戦鷹が飛行
使用
適用
リスク
概要
戦鷹が《鷹の目》をもち、鳥狩と知覚を共有する
効果

戦鷹を通じて戦場を俯瞰します。

習得者が鳥狩として指示を出せる状態にあり、かつ、飛行している戦鷹は、戦闘特技《鷹の目》を有するものとしてあつかいます。
また、戦鷹についての騎芸【以心伝心】では、騎乗の代わりに、“戦鷹が飛行しており、乱戦状態ではなく、【遠隔指示】の効果が及ぶ状態にある”ことを条件とします。

自在じざいなるたかⅠ》

《自在なる鷹Ⅱ》

必要名誉点
30
50
タイプ
常時型
前提
【獅子奮迅】【人馬一体】
《自在なる鷹Ⅰ》【八面六臂】
限定条件
戦鷹以外の騎獣への騎乗
使用
適用
リスク
概要
戦鷹とは別に騎獣を運用できる
効果

戦鷹との連携を高度化し、他の騎獣をも同時にあつかいます。

習得者は、戦鷹とは別に、通常の騎獣1体に騎手として騎乗し、運用できます。その状態でも、戦鷹に対しては【遠隔指示】が有効です。ただし、戦鷹でないほうの騎獣には必ず騎乗しなければならず、【遠隔指示】は効果がありません。また、戦鷹でないほうの騎獣に【獅子奮迅】および【八面六臂】を適用できません。
各手番においては、戦鷹1体と他の騎獣1体に、それぞれ指示を出せます。

上位秘伝《自在なる鷹Ⅱ》の習得者は、さらに戦鷹の手番を鳥狩の手番と切り離すことができます。この場合の細則は、戦闘特技《マリオネット》に準じます。

鳥狩は、望むならば、そのラウンド中に戦鷹に指示を出さないことを条件として、任意の手番のあいだこの秘伝を無効化し、他の騎獣に【遠隔指示】や【獅子奮迅】や【八面六臂】を適用することも可能です。

ざるたか

必要名誉点
30
タイプ
独自宣言型
前提
《自在なる鷹Ⅰ》
限定条件
戦鷹が未動作で非乱戦
使用
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
なし
概要
戦鷹を戦場と相互干渉しない状態にする
効果

戦鷹を一時的に空高く避難させます。

この秘伝は、現在の手番中に戦鷹が主動作および補助動作をひとつもおこなっておらず、また、飛行しての移動が可能な状態でのみ宣言できます(たとえば戦鷹が乱戦状態にある場合は、原則として移動できないため、宣言できません)。
宣言した時点から、戦鷹は戦場の上空高くにあるものとし、戦場からの直接的な干渉を原則として受けなくなり、また、戦場への直接的な干渉ができなくなります。戦鷹は戦闘空間内に存在しないかのようにみなし、行動できず、遮蔽・移動妨害・乱戦の人数などに関与することなく、行動の対象とならず、空間に持続する効果の効果範囲内に位置しないものとしてあつかいます。ただし、上級戦闘・熟練戦闘では、「射程:無限」の行動は例外的にこの状態の戦鷹をも対象にとれます。具体的な高度はさだめませんが、【遠隔指示】は適用できないものとします。あらかじめ受けて持続している効果は、この状態の戦鷹にも引き続き持続します(そのため、操霊魔法【ポイズン・クラウド】のような効果をあらかじめ受けていたなら、この状態においてもダメージを受けることはありえます)。
この状態は10秒(1ラウンド)のあいだ持続します。効果時間が終了したとき、鳥狩は、戦鷹を「鳥狩と同じ位置(エリア・座標)に再配置する」あるいは「戦闘から除外する」ことを選べます。いずれも選ばなかったならば、この秘伝を宣言する前の位置(エリア・座標)に変わらずあるものとし、戦鷹は行動を再開できます。

製作者:ViVi