ゆとシートⅡ for SW2.5 Wonder Arts Record

【マスカレイド人形操術】 【2025-08-26 19:24】 - ゆとシートⅡ for SW2.5 Wonder Arts Record

【マスカレイド人形操術】

入門条件
50名誉点、コンジャラー技能、ダークハンター技能

冒険者兼サーカス劇団という、不思議なグループが、劇の際ハプニングにより動かなくなったゴーレムを念糸で動かして乗り切ったことがきっかけとして生まれた流派です。
その後、その冒険者たちは、この話を広め、操気で動かす玩具として、この知識を(あくまでおもちゃとして)広めていたと考えられています。

20数年、当時の玩具を触っていた子供の一人が操霊術師の冒険者として冒険を続け、十数年がたったころ当時の玩具を思い出し、念糸で動かすゴーレムについての数人の同志とともに研究を始め、
数年後、念糸で動きかつ自立行動に割いていたリソースを他の部分に割くことでより強固なゴーレムを作成できる技術体系を確立できました。

その後は、その魔法知識と、ゴーレムを操る操気の技術の二つからなる流派として確立されました。
その最初期の流派の門下生は当時、サーカス団が広めていた玩具を触ったことがある人がほとんどで、当時そのサーカス団がどれだけこの玩具を広めていたかがうかがえます。
(なにしろ、この流派を十全に使いこなすには闇狩技能、操霊技能の両方が必要ですがそれを生活の糧とするそれなりの人にこの玩具の記憶が根付いていたのですから。)

そこからさらに数十年、今では前衛に対して適性の低い人でも前線を支えることができる点と、そしてより危険度の高い前線をゴーレムに任せることによる生存面への寄与の二点が注目されています。

流派名は最初期、サーカス団の名前から取ろうとしたのですが、不思議なことに誰も名前を覚えておらず、唯一皆が覚えていた、「いつも仮面を被っていた」という部分から名づけられています。

この流派では流派秘伝魔法【クリエイト・ユニーク・ゴーレム】で作成されたゴーレムを参照します。
このゴーレムはこの流派内では便宜上「オーダーメイド・ゴーレム」と呼称します。

流派装備

装備

〈人形遣いの指輪〉はこの流派のすべての秘伝の前提となっている必須の装備

ゴーレム強化アイテム

〈アイギスの盾〉は、「無操作状態」でしか効果を発揮しないため、使ってない間に壊される可能性を軽減するものです。使ってる間(「操気操作状態」)は少しも効果はないというデメリットもありますが、かなりの防御性能を持ちます。

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
〈人形遣いの指輪〉 18 〈格闘〉 5,000 流派秘伝の限定条件を満たす。〈魔法の発動体〉を兼ねる
〈アイギスの盾〉 ゴーレム強化アイテム ー/ー/5,000 「オーダーメイド・ゴーレム」にのみ適用可能なゴーレム強化アイテム

秘伝

《念糸操作》

必要名誉点
20
タイプ
独自宣言型
前提
【気操法】
限定条件
「オーダーメイド・ゴーレム」・〈人形遣いの指輪〉
使用
特殊
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
他のゴーレムへの指示不可
概要
「オーダーメイド・ゴーレム」を「念糸操作状態」に移行する。
効果

自身の作成した「オーダーメイド・ゴーレム」が半径10m以内にいる場合のみ使用可能です。

宣言時に、「オーダーメイド・ゴーレム」の1部位と、戦士技能から一つを選択します。

「オーダーメイド・ゴーレム」を「念糸操作状態」に変更します。
この際、「オーダーメイド・ゴーレム」は主動作を伴わない宣言型能力(《かばう》など)を使用することもできます。

また行使時に選択した1部位は、術者の取得している宣言特技を使用可能となります。
ただし使用できるのは、選択した戦士技能で術者が使用可能なもののみです。
(また、ゴーレムの各部位は宣言型能力は1つしか宣言できないことは変わらないので注意してください。
 また「使用:2H近接武器」は満たしているものとして扱います。)

この秘伝の効果が持続している間、術者は他の「逐次指示に従え」のゴーレムへの指示はできません。
また、「逐次指示に従え」のゴーレムへの指示を行ったラウンドではこの秘伝を使用することはできません。

《人形操撃Ⅰ》

《人形操撃Ⅱ》

《人形操撃Ⅲ》

必要名誉点
30
50
100
タイプ
主動作型
前提
《念糸操作》
《人形操撃Ⅰ》【皆操法】
《人形操撃Ⅱ》【重操法】
限定条件
「オーダーメイド・ゴーレム」・「念糸操作状態」・〈人形遣いの指輪〉
使用
特殊
適用
特殊
リスク
なし
概要
「オーダーメイド・ゴーレム」で作成されたゴーレムを操作する。
効果

自身が「念糸操作状態」にした「オーダーメイド・ゴーレム」が半径10m以内にいる場合のみ使用可能です。

自身が「念糸操作状態」にした「オーダーメイド・ゴーレム」に手番を得させます。
この際、「オーダーメイド・ゴーレム」が主動作を行える部位数は1部位(Ⅱは2部位、Ⅲは全ての部位)です。
(手番を得させるため、移動+主動作を行えます。)

「オーダーメイド・ゴーレム」の移動させる場合、移動先は自身から半径10m以内である必要があります。

この主動作は1ラウンドに(主動作があれば)何回でも実施可能ですが、二回目以降は主動作のみを得させます。(移動は最初に1回のみ可能であることを意味します。)
また、宣言型能力の宣言は1ラウンドに1回までなことに注意してください。

この秘伝の宣言時は両手に装備かつ何も保持していない状態を基本とし、下記状態ごとにゴーレムの主動作で行う行動判定にペナルティ修正を受けます。

他アイテムを保持状態(片手ごとに):-2
片手装備なし           :-6
(デメリットの最高値は片手装備なし、片手に他アイテムを保持の状態の-8です)

《魔操連撃》

必要名誉点
80
タイプ
《マルチアクション》変化型
前提
《マルチアクション》《人形操撃Ⅰ》
限定条件
「オーダーメイド・ゴーレム」・〈人形遣いの指輪〉
使用
魔法使い系技能
適用
1回の魔法行使 または 《人形操撃》
リスク
なし
概要
《人形操撃》と魔法行使を1回ずつ行う。
効果

近接攻撃が《人形操撃》となっていることと、使用が魔法使い系技能となっていること以外はマルチアクションに準じます。

《集中操作:命中Ⅰ》

《集中操作:命中Ⅱ》

必要名誉点
50
100
タイプ
独自宣言型
前提
《念糸操作》《命中強化Ⅰ》
《命中強化Ⅱ》《集中操作:命中Ⅰ 》
限定条件
「オーダーメイド・ゴーレム」・〈人形遣いの指輪〉
使用
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
《命中強化Ⅰ》の効果消失、回避力判定-1
《命中強化Ⅱ》の効果消失、回避力判定-1
概要
対象のゴーレムの命中力判定+1/+2
効果

この秘伝は宣言時に宣言回数としてカウントされません
この秘伝は《念糸操作》と同時に使用します。

自分の「オーダーメイド・ゴーレム」は、あらゆる命中力判定に+1(Ⅱで+2)のボーナス修正を得ます。
リスクとして1ラウンド間、《命中強化Ⅰ》/《命中強化Ⅱ》の効果は自分の攻撃に適用されず、あらゆる回避力判定に-1のペナルティ修正を受けます。

《集中操作:回避Ⅰ》

《集中操作:回避Ⅱ》

必要名誉点
50
100
タイプ
独自宣言型
前提
《念糸操作》《回避行動Ⅰ》
《回避行動Ⅱ》《集中操作:回避Ⅰ》
限定条件
「オーダーメイド・ゴーレム」・〈人形遣いの指輪〉
使用
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
《回避行動Ⅰ》の効果消失
《回避行動Ⅱ》の効果消失
概要
対象のゴーレムの回避力判定+1/+2
効果

この秘伝は宣言時に宣言回数としてカウントされません
この秘伝は《念糸操作》と同時に使用します。

自分の「オーダーメイド・ゴーレム」は、あらゆる回避力判定に+1(Ⅱで+2)のボーナス修正を得ます。
リスクとして1ラウンド間、《回避行動Ⅰ》/《回避行動Ⅱ》の効果を自分に適用できなくなります。

《集中操作:回避Ⅱ》は《回避行動Ⅱ》を前提とするため、自動的にバトルダンサー、フェンサーも前提に含まれる点には注意が必要です。

秘伝魔法

この流派の秘伝魔法はすべて操霊魔法と扱う。

7
【クリエイト・ゴーレム・コア】
必要名誉点
50
消費
20
対象
接触点
射程/
形状
接触/
時間
永続
抵抗
なし
概要
【クリエイト・ユニーク・ゴーレム】でゴーレムを作るためのコアとなる部分を作成します。
効果

【クリエイト・ゴーレム】で作成可能なゴーレムを選択し、そのゴーレムに必要な上級素材2つと各種ゴーレム強化アイテムを消費する。
この時、ゴーレム強化アイテムは指定された最大数+1まで消費することができる。

[魔]〈ゴーレムコア〉を作成する。

この魔法は行使に6時間かかります。

7
【カスタマイズ・ゴーレム・コア】
必要名誉点
50
消費
20
対象
物体1つ
射程/
形状
接触/
時間
永続
抵抗
なし
概要
[魔]〈ゴーレムコア〉に使われたゴーレム強化アイテムを変更する。
効果

自分の作成した[魔]〈ゴーレムコア〉を選択して発動する。
[魔]〈ゴーレムコア〉に新たにゴーレム強化アイテムを追加する。
この時、ゴーレム強化アイテムは指定された最大数+1まで適用することができる。
(【クリエイト・ゴーレム・コア】と同じ)

最大数+1を超えた場合は、任意のゴーレム強化アイテムを削除する。
ただし、削除されたゴーレム強化アイテムは失われる。

この魔法は行使に6時間かかります。

7
【クリエイト・ユニーク・ゴーレム】
必要名誉点
50
消費
効果参照
対象
接触点
射程/
形状
接触/
時間
永続
抵抗
任意
概要
より強固なゴーレムを作成します。
効果

自分の作成した[魔]〈ゴーレムコア〉を消費して発動する。
[魔]〈ゴーレムコア〉の作成時に指定されたゴーレムのデータを持つ「オーダーメイド・ゴーレム」を作成する。

後述されていますが、「オーダーメイド・ゴーレム」は通常の"ゴーレムへの命令"を行うことができません。

この魔法は行使に12時間かかります。
また、消費MPは作成するゴーレムを【クリエイト・ゴーレム】で作成する際の消費MPの二倍となります。

このゴーレムは●全身に特殊特殊能力を得ます。

[常]オーダーメイド・ゴーレム

この特殊能力を持つゴーレムは作成者1人につき同時に1体までしか作成することができない。
2体目を作成しようとすると、1体目のゴーレムは解除される。
すべての部位は下記ボーナス修正を得る。
 命中力+[術者の器用度B]
 打撃点+[術者の知力B]
 回避力+[術者の敏捷度B]
 防護点+2
 HP+[術者のコンジャラー技能レベル + 10]
 生命抵抗力+[術者の生命力B]
 精神抵抗力+[術者の精神力B]

[常]複雑な機構

作成した術者以外の命令を受け付けません。
通常の"ゴーレムへの命令"を受け付けません。
通常のラウンド進行によって手番を取得せず、流派の《人形操撃》によってのみ手番を取得することができます。
「オーダーメイド・ゴーレム」は「念糸操作状態」と「無操作状態」の二つの状態を持ち、状態によって命令の扱いが異なる。
基本的には「無操作状態」であり、流派の秘伝によってのみ「念糸操作状態」となります。


「無操作状態」
 基本的に作成者を指定した命令「追随して移動せよ」として処理します。
 戦闘時は味方陣営の手番がすべて終了したときに移動を行います。
 追随対象(作成者)の再発見に失敗した場合は、追随対象(作成者)を知覚できるまでその場で立ち止まります。
 (無命令状態にはならないため、追随対象(作成者)を知覚できた場合移動を再開します。)


「念糸操作状態」
 基本的には「逐次指示に従え」として処理します。
 ただし、実質的には「ラウンド1回移動妨害が可能である。」こと程度しか適用されません。
 (これは、命令や手番の概念が特殊なゴーレムである故です。)
 移動妨害を行う場合の移動先も秘伝による移動同様、術者の半径10m以内である必要があります。


[常]ゴーレムコア保持

このゴーレムが破壊・解除された場合、作成時に使用された[魔]〈ゴーレムコア〉を再作成する。
その時、作成した術者が半径10m以内に存在する場合は、作成した術者の所持品となる。
10mより離れた場所の場合、破壊された場所に残される。

[常]操気中継可能

このゴーレムが「念糸操作状態」の場合、作成した術者が行う「対象:自身」以外の操気の始点をこのゴーレムとすることができます。
このゴーレムを操気の始点とした場合、その操気の消費を+3します。(これは消費の最大値の処理後に加算されます。
(例:【破邪光弾】使用時の消費は最大の場合9+3=12となります。)

7
【ムーブ・ゴーレム】
必要名誉点
50
消費
1
対象
術者
射程/
形状
接触/
時間
10秒(1ラウンド)
抵抗
任意
概要
ゴーレムを自分と一緒に移動させます。
効果

自身の作成した「オーダーメイド・ゴーレム」が半径10m以内にいる場合のみ、行使できます。

行使時に①行使直後、②術者の移動直後のどちらかを選択します。
選択したタイミングに「オーダーメイド・ゴーレム」を術者の方向に移動させます。
ただし、「オーダーメイド・ゴーレム」が移動できる状態である必要があります。
(つまり、乱戦状態にある「オーダーメイド・ゴーレム」であれば、味方陣営が2倍以上の部位数を持つ必要があります。)

この移動によって、術者の位置を越えて移動することはできません。
この「オーダーメイド・ゴーレム」の移動は移動妨害されません。
この効果によって移動した「オーダーメイド・ゴーレム」は、1ラウンドの間、移動力に[効果で移動した距離分]のペナルティ修正を受けます。

製作者:ロキ