【マスカレイド人形操術】
- 入門条件
- 50名誉点、コンジャラー技能、ダークハンター技能
冒険者兼サーカス劇団という、不思議なグループが、劇の際ハプニングにより動かなくなったゴーレムを念糸で動かして乗り切ったことがきっかけとして生まれた流派です。
その後、その冒険者たちは、この話を広め、操気で動かす玩具として、この知識を(あくまでおもちゃとして)広めていたと考えられています。
20数年、当時の玩具を触っていた子供の一人が操霊術師の冒険者として冒険を続け、十数年がたったころ当時の玩具を思い出し、念糸で動かすゴーレムについての数人の同志とともに研究を始め、
数年後、念糸で動きかつ自立行動に割いていたリソースを他の部分に割くことでより強固なゴーレムを作成できる技術体系を確立できました。
その後は、その魔法知識と、ゴーレムを操る操気の技術の二つからなる流派として確立されました。
その最初期の流派の門下生は当時、サーカス団が広めていた玩具を触ったことがある人がほとんどで、当時そのサーカス団がどれだけこの玩具を広めていたかがうかがえます。
(なにしろ、この流派を十全に使いこなすには闇狩技能、操霊技能の両方が必要ですがそれを生活の糧とするそれなりの人にこの玩具の記憶が根付いていたのですから。)
そこからさらに数十年、今では前衛に対して適性の低い人でも前線を支えることができる点と、そしてより危険度の高い前線をゴーレムに任せることによる生存面への寄与の二点が注目されています。
流派名は最初期、サーカス団の名前から取ろうとしたのですが、不思議なことに誰も名前を覚えておらず、唯一皆が覚えていた、「いつも仮面を被っていた」という部分から名づけられています。
この流派では流派秘伝魔法【クリエイト・ユニーク・ゴーレム】で作成されたゴーレムを参照します。
このゴーレムはこの流派内では便宜上「オーダーメイド・ゴーレム」と呼称します。
流派装備
装備
〈人形遣いの指輪〉はこの流派のすべての秘伝の前提となっている必須の装備
ゴーレム強化アイテム
〈アイギスの盾〉は、「無操作状態」でしか効果を発揮しないため、使ってない間に壊される可能性を軽減するものです。使ってる間(「操気操作状態」)は少しも効果はないというデメリットもありますが、かなりの防御性能を持ちます。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈人形遣いの指輪〉 | 18 | 〈格闘〉 | 5,000 | 流派秘伝の限定条件を満たす。〈魔法の発動体〉を兼ねる |
〈アイギスの盾〉 | ゴーレム強化アイテム | ー/ー/5,000 | 「オーダーメイド・ゴーレム」にのみ適用可能なゴーレム強化アイテム |
秘伝
△《念糸操作》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 【気操法】
- 限定条件
- 「オーダーメイド・ゴーレム」・〈人形遣いの指輪〉
- 使用
- 特殊
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- 他のゴーレムへの指示不可
- 概要
- 「オーダーメイド・ゴーレム」を「念糸操作状態」に移行する。
- 効果
「オーダーメイド・ゴーレム」が半径10m以内にいる場合のみ使用可能です。
宣言時に、「オーダーメイド・ゴーレム」の1部位と、戦士技能から一つを選択します。
「オーダーメイド・ゴーレム」を「念糸操作状態」に変更します。
この際、同時に主動作を伴わない宣言型能力(《かばう》など)を使用することもできます。
また行使時に選択した1部位は、術者の取得している宣言特技を使用可能となります。
ただし使用できるのは、選択した戦士技能で術者が使用可能なもののみです。
(また、ゴーレムの各部位は宣言型能力は1つしか宣言できないことは変わらないので注意してください。
また「使用:2H近接武器」は満たしているものとして扱います。)
この秘伝の効果が持続している間、術者は他の「逐次指示に従え」のゴーレムへの指示はできません。
また、「逐次指示に従え」のゴーレムへの指示を行ったラウンドではこの秘伝を使用することはできません。
《人形移動》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 「オーダーメイド・ゴーレム」・「念糸操作状態」・〈人形遣いの指輪〉
- 使用
- 特殊
- 適用
- 特殊
- リスク
- なし
- 概要
- 「オーダーメイド・ゴーレム」を移動させる
- 効果
この秘伝の宣言には宣言枠を使用しません。
この秘伝は1ラウンドに1回まで使用することができます。
この秘伝は術者の移動前にのみ使用可能です。
この秘伝は術者の移動権を消費する。
この秘伝の処理終了まで、後述の「念糸操作状態」の③(術者との距離が10mより遠くとなった場合、直ちに「無操作状態」となる。)の判断を保留する。
術者を移動させる。(移動が必要なければ、移動はしなくてもよい。)
その後、「オーダーメイド・ゴーレム」を移動させる。
その後、「念糸操作状態」の③の判断を行う。
判断の結果、「無操作状態」となった場合、「オーダーメイド・ゴーレム」は本ラウンドの手番を失う。
《人形操撃Ⅰ》
《人形操撃Ⅱ》
《人形操撃Ⅲ》
- 必要名誉点
- 30
50
100
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- なし
《人形操撃Ⅱ》【皆操法】
《人形操撃Ⅲ》【重操法】
- 限定条件
- 「オーダーメイド・ゴーレム」・「念糸操作状態」・〈人形遣いの指輪〉
- 使用
- 特殊
- 適用
- 特殊
- リスク
- なし
- 概要
- 「オーダーメイド・ゴーレム」で作成されたゴーレムを操作する。
- 効果
この秘伝の宣言には宣言枠を使用しません。
「念糸操作状態」の「オーダーメイド・ゴーレム」に主動作を行わせます。
この際、「オーダーメイド・ゴーレム」が主動作を行える部位数は1部位(Ⅱは2部位、Ⅲは全ての部位)です。
術者が主動作を2回行える場合、この秘伝を二回使うことで2回主動作をゴーレムに行わせることができます。
ただし2回主動作を行う場合でも、宣言型能力は1ラウンドに1回までなことに注意してください。
《魔操連撃》
- 必要名誉点
- 80
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- 《マルチアクション》
《人形操撃Ⅰ》
- 限定条件
- 「オーダーメイド・ゴーレム」・〈人形遣いの指輪〉
- 使用
- 魔法使い系技能
- 適用
- 1回の魔法行使 または 《人形操撃》
- リスク
- なし
- 概要
- 《人形操撃》と魔法行使を1回ずつ行う。
- 効果
近接攻撃が《人形操撃》となっていることと、使用が魔法使い系技能となっていること以外はマルチアクションに準じます。
《集中操作:命中Ⅰ》
《集中操作:命中Ⅱ》
- 必要名誉点
- 50
100
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《命中強化Ⅰ》
《命中強化Ⅱ》《集中操作:命中Ⅰ 》
- 限定条件
- 「オーダーメイド・ゴーレム」・〈人形遣いの指輪〉
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- 《命中強化Ⅰ》の効果消失、回避力判定-1
《命中強化Ⅱ》の効果消失、回避力判定-1
- 概要
- 対象のゴーレムの命中力判定+1/+2
- 効果
この秘伝の宣言には宣言枠を使用しません。
この秘伝は《念糸操作》と同時に使用する。
自分の「オーダーメイド・ゴーレム」は、あらゆる命中力判定に+1(Ⅱで+2)のボーナス修正を得ます。
リスクとして1ラウンド間、《命中強化Ⅰ》/《命中強化Ⅱ》の効果は自分の攻撃に適用されず、あらゆる回避力判定に-1のペナルティ修正を受けます。
△《集中操作:回避Ⅰ》
△《集中操作:回避Ⅱ》
- 必要名誉点
- 50
100
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《回避行動Ⅰ》
《回避行動Ⅱ》《集中操作:回避Ⅰ》
- 限定条件
- 「オーダーメイド・ゴーレム」・〈人形遣いの指輪〉
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- 《回避行動Ⅰ》の効果消失
《回避行動Ⅱ》の効果消失
- 概要
- 対象のゴーレムの回避力判定+1/+2
- 効果
この秘伝の宣言には宣言枠を使用しません。
この秘伝は《念糸操作》と同時に使用する。
自分の「オーダーメイド・ゴーレム」は、あらゆる回避力判定に+1(Ⅱで+2)のボーナス修正を得ます。
リスクとして1ラウンド間、《回避行動Ⅰ》/《回避行動Ⅱ》の効果を自分に適用できなくなります。
《集中操作:回避Ⅱ》は《回避行動Ⅱ》を前提とするため、自動的にバトルダンサー、フェンサーも前提に含まれる点には注意が必要です。
秘伝魔法
この流派の秘伝魔法はすべて操霊魔法と扱う。
- 7
- 【クリエイト・
ゴーレム・ コア】
- 必要名誉点
- 50
- 消費
- 20
- 対象
- 接触点
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 永続
- 抵抗
- なし
- 概要
- 【クリエイト・ユニーク・ゴーレム】でゴーレムを作るためのコアとなる部分を作成します。
- 効果
【クリエイト・ゴーレム】で作成可能なゴーレムを選択し、そのゴーレムに必要な上級素材2つと各種ゴーレム強化アイテムを消費する。
この時、ゴーレム強化アイテムは指定された最大数+1まで消費することができる。〈ゴーレムコア〉を作成する。
この魔法は行使に6時間かかります。
- 7
- 【カスタマイズ・
ゴーレム・ コア】
- 必要名誉点
- 50
- 消費
- 20
- 対象
- 物体1つ
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 永続
- 抵抗
- なし
- 概要
〈ゴーレムコア〉に使われたゴーレム強化アイテムを変更する。
- 効果
自分の作成した
〈ゴーレムコア〉を選択して発動する。
〈ゴーレムコア〉に新たにゴーレム強化アイテムを追加する。
この時、ゴーレム強化アイテムは指定された最大数+1まで適用することができる。
(【クリエイト・ゴーレム・コア】と同じ)
最大数+1を超えた場合は、任意のゴーレム強化アイテムを削除する。
ただし、削除されたゴーレム強化アイテムは失われる。
この魔法は行使に6時間かかります。
- 7
- 【クリエイト・
ユニーク・ ゴーレム】
- 必要名誉点
- 50
- 消費
- 効果参照
- 対象
- 接触点
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 永続
- 抵抗
- 任意
- 概要
- より強固なゴーレムを作成します。
- 効果
自分の作成した
〈ゴーレムコア〉を消費して発動する。
〈ゴーレムコア〉の作成時に指定されたゴーレムのデータを持つ「オーダーメイド・ゴーレム」を作成する。
後述されていますが、「オーダーメイド・ゴーレム」は通常の"ゴーレムへの命令"を行うことができません。
この魔法は行使に12時間かかります。
また、消費MPは作成するゴーレムを【クリエイト・ゴーレム】で作成する際の消費MPの二倍となります。
このゴーレムは●全身に特殊特殊能力を得ます。[常]オーダーメイド・ゴーレム
この特殊能力を持つゴーレムは作成者1人につき同時に1体までしか作成することができない。
2体目を作成しようとすると、1体目のゴーレムは解除される。
すべての部位は下記ボーナス修正を得る。
命中力+[術者の器用度B]
打撃点+[術者の知力B]
回避力+[術者の敏捷度B]
防護点+2
HP+[術者のコンジャラー技能レベル + 10]
生命抵抗力+2
精神抵抗力+2[常]複雑な機構
作成した術者以外の命令を受け付けない。
通常の"ゴーレムへの命令"を受け付けない。
「オーダーメイド・ゴーレム」は「念糸操作状態」と「無操作状態」の二つの状態を持ち、状態によって命令の扱いが異なる。
基本的には「無操作状態」であり、流派の秘伝によってのみ「念糸操作状態」となる。
「無操作状態」
基本的には「追随して移動せよ」(対象:術者)に準じて処理を行うが、下記例外処理が存在する。
①手番を迎えた際、術者が半径10m以内に存在する場合、なにも行わずに手番を終了する。
②手番を迎えた際、術者が半径10m以内に存在しない場合、術者に向けて直線的に移動する。
この際の移動力はゴーレムの移動力を参照し、距離が届かない場合は自動的に全力移動を行います。
(通常移動で届く距離の場合は通常移動を行います。)
③見失った場合の移動も、距離が届かない場合は自動的に全力移動を行います。
「念糸操作状態」
基本的には「逐次指示に従え」に準じて処理を行うが、下記例外処理が存在する。
①補助動作で指示を与えることができない。
②指示を与えることができないため、手番を迎えた際は、なにも行わずに手番を終了する。
③術者との距離が10mより遠くとなった場合、直ちに「無操作状態」となる。
また、「念糸操作状態」の時に使用した宣言型能力も解除されます。
(《かばう》を使った「オーダーメイド・ゴーレム」が「無操作状態」になった場合、
「無操作状態」だが《かばう》の効果が発動する、みたいなことはありません。)
[常]ゴーレムコア保持
このゴーレムが破壊・解除された場合、作成時に使用された
〈ゴーレムコア〉を再作成する。
その時、作成した術者が半径10m以内に存在する場合は、作成した術者の所持品となる。
10mより離れた場所の場合、破壊された場所に残される。[常]操気中継可能
このゴーレムが「念糸操作状態」の場合、作成した術者が行う「対象:自身」以外の操気の始点をこのゴーレムとすることができます。
このゴーレムを操気の始点とした場合、その操気の消費を+3します。(これは消費の最大値の処理後に加算されます。
(例:【破邪光弾】使用時の消費は最大の場合9+3=12となります。)