【技巧大剣のイシドラ流嵐剣術】
(アルフレイム大陸南東部)- 入門条件
- 50名誉点&ファイター7レベル&フェンサー7レベル
魔動機文明時代の優れたソレイユの戦士であるイシドラは常日頃考えていました。重戦士の戦い方では重い武器を扱い、攻撃の威力を出すことができる。軽戦士の戦い方では、重い武器は扱えない代わりに、相手の隙をついた攻撃ができる。これらは互いに排他的な要素である――というのは、固定観念ではないか、と。
重い武器で、相手の隙をつく。それができれば当然それが一番強いのではないかとイシドラは考えました。それができないのは道理ゆえではなく、単に自分の鍛錬不足ではないかと。
イシドラは馴染の鍛冶屋に頼み自身の武器を少し重くしてもらいました。それによって、軽戦士の戦い方を保ったまま、攻撃の威力は大きくなりました。まだいける、と思ったイシドラはさらに頼んで重くしてもらいました。それを幾度となく繰り返しました。
イシドラは重い武器を振り続けることを続け、気づけば重戦士もかくやという重量の武器で、軽戦士の技術を実現するに至っていました。重量武器で手数を繰り出すそのさまは嵐のようで、誰ともなく嵐剣術と呼ぶようになっていきました。
イシドラはこの武芸を持って自身の流派を開き、門下生を募りました。イシドラの豪快かつ繊細な戦い方は多くの戦士を魅了し、入門者はあとをたたなかったといいます。イシドラ自身は〈大破局〉の折の戦いで亡くなっていますが、彼女亡き後もこの流派は健在です。
流派装備
流派秘伝の使用条件を満たすための武器の加工が伝わっています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
技巧大剣のオーダーメイド加工 | 18 | 武器や防具の強化 | 600/2,000/6,000/12,000 | 必要筋力を大幅に上昇させる代わりに武器を強化 |
秘伝
限定条件の「n回加工済み武器」とは、n回以上の「技巧大剣のオーダーメイド加工」を施した〈ソード〉のことを指します。
《基礎の型:岩上げ》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 【ジャイアントアーム】習得
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- ―
- リスク
- ―
- 概要
- 【ジャイアントアーム】の効果を筋力の上昇を増加させるが、装備の必筋の参照にしか反映されなくなる
- 効果
【ジャイアントアーム】による筋力の上昇量を+6(合計+18)します。エンハンサー技能が10レベル以上の場合ささらに+6(合計+24)します。ただし、【ジャイアントアーム】による筋力の上昇は、装備の必要筋力を考えるうえでしか適用されなくなります。追加ダメージへの反映や、判定の基準値への反映はなくなります。
この追加を適用せずに通常の【ジャイアントアーム】として使用することも可能です。
《戦技:砕く炎》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- 《斬り返しⅠ》
《変幻自在Ⅰ》 or 《バトルマスター》
- 限定条件
- 1回加工済み武器
- 使用
- フェンサー技能
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- 回避力判定-2
- 概要
- 威力表参照の出目+1、攻撃が命中したら追加の近接攻撃を行う
- 効果
相手が見せた隙を見逃さず、重撃を連続で叩き込みます。
この秘伝は、2つ以上の宣言特技を宣言できる状態でなければ宣言できず、宣言すると2回分の宣言の回数を使用します。
近接攻撃を行うときに宣言し、その1回に有効です。基礎特技と同様、威力表使用時の出目が2~11のとき、それを+1します。
その攻撃が命中した時、対象にもう一度近接攻撃を行うことができます。その際、使用する武器は最初の攻撃と同じものである必要があります。追加の攻撃でも威力表使用時の出目上昇の効果は有効です。ただしその攻撃で発生させるダメージは-3されます。
追加の攻撃に更にこの秘伝を宣言することはできません。
《戦技:斬ち水》
- 必要名誉点
- 70
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅱ》変化型
- 前提
- 《薙ぎ払いⅡ》
《変幻自在Ⅰ》 or 《バトルマスター》
- 限定条件
- 2回加工済み武器
- 使用
- フェンサー技能
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- 回避力判定-2
- 概要
- 威力表参照の出目+1、同時に5体までに攻撃を行う
- 効果
流れるような連撃の中で、対象の隙に攻撃を叩き込みます。
この秘伝は、2つ以上の宣言特技を宣言できる状態でなければ宣言できず、宣言すると2回分の宣言の回数を使用します。
近接攻撃を行うときに宣言し、その1回に有効です。近接攻撃可能なキャラクター5体までに同時に近接攻撃を行えます。
さらに基礎特技と同様、威力表使用時の出目が2~11のとき、それを+1します。複数の対象に攻撃を行う時、その全てにこの効果が適用されます。ただしその攻撃で発生させるダメージは-5されます。
《重ねの極地:穿つ風》
- 必要名誉点
- 100
- タイプ
- 《必殺攻撃Ⅲ》変化型
- 前提
- 《全力攻撃Ⅲ》
- 限定条件
- 3回加工済み武器
- 使用
- フェンサー技能
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- 回避力判定-2
- 概要
- 威力表参照の出目+2
- 効果
相手の隙に全力の攻撃を叩き込みます。重戦士のスタイルと軽戦士のスタイルの融合、その極地です。
この秘伝は、2つ以上の宣言特技を宣言できる状態でなければ宣言できず、宣言すると2回分の宣言の回数を使用します。
近接攻撃を行うときに宣言し、その1回に有効です。その攻撃では威力表使用時の出目が3~10のとき、それが+2されます。11のときは+1されます。
さらに基礎特技と同様、対象のクリティカル耐性を無視します。
リスクが「回避力判定に-2のペナルティ修正」に変更されています。「使用」も基礎特技から変更されていることに注意してください。