ゆとシートⅡ for SW2.5 Wonder Arts Record

【エクィラーレの魔操剣】 【2025-11-17 13:38】 - ゆとシートⅡ for SW2.5 Wonder Arts Record

【エクィラーレの魔操剣ソーサリー・ソードアート

(ウルシラ地方・ハールーン魔術研究王国)
入門条件
50名誉点

魔術師ソーサラーとして大陸各地をめぐったハイマンの〈ハイペリオン〉級冒険者“魔紋の”エクィラーレは、冒険の果てに、強力な第六世代の魔剣を手に入れました。かれは冒険者としての勝利を確信しながらも、同時に、ひとつ大きな問題に直面しました。それは、魔法使いとしての鍛錬した積んでこなかったエクィラーレにとって、その魔剣は到底あつかえる代物ではなかった、ということです。
格の高い魔剣は遣い手を選ぶ傾向があり、エクィラーレが得た魔剣もそのひとつでした。エクィラーレは、知人の戦士に譲ったり、高値で売却してしまったり、という道も考えたものの、手放してしまうのは惜しいとも思いました。さりとて、短命なハイマンにとっては、残された時間で高度な武技を修めることは、現実的ではありません。そこでエクィラーレは、己の手元にある技術――魔法の力――によって、その魔剣をあつかうことを思いつきました。その翌日には、ハールーンに家を買い、研究に着手しました。
ハイマンとしての恵まれた資質と、本人が積み上げてきた魔法の技量、さらには熱意も合わさって、はたして二ヶ月ほどでこの試みは成就しました。あるいは、成就させるだけの素養があったからこそ、魔剣はエクィラーレを持ち主と定めたのかもしれません。かくして、マナを介して武器を操り、敵を攻撃する魔法は編み出されました。この【魔操剣ソーサリー・ソードアート】は、魔剣の強力さもあいまって、凡百の魔物などには後れをとらないだけの実用性を発揮しました。
エクィラーレはこの成果を喜び、友人や知人にひろく喧伝しました。とくに真語魔法の心得のある者には、(半ば押し付けるように)術式の詳細を開陳したとされます。その甲斐あってか、エクィラーレ本人が寿命をむかえ世を去ってからも、技術は継承されています。

変更履歴

2025-11-17 13:38
【ウェポン・ストライク】に、冒険者レベルに応じた武器ランクへの制限を追加しました。高ランクの武器を低レベルで購入することは原則として困難であることから、これはパワーレベルを理由とするものではなく、世界設定からの要請を考慮したものです。
2025-10-03 17:24
初版

流派装備

この流派には、ふたつの流派アイテムがあります。
〈操剣のブレスレット〉は、必須ではないものの、秘伝魔法を実用するうえでは採用がつよく推奨されます。
〈コントローラブルソード〉は、流派の訓練用の武器という位置づけです。秘伝魔法を有利にする効果はありますが、使わずとも問題はありません。

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
操剣そうけんのブレスレット 12 装飾品:手 3,000
+20名誉点
【エクィラーレの魔操剣】の秘伝魔法を通常移動下でも行使できる
コントローラブルソード 8 〈ソード〉B 7,500
+20名誉点
【ウェポン・ストライク】での指定時、行使判定+1

秘伝魔法

これらは、すべて真語魔法です。

1
【ウェポン・ストライク】
必要名誉点
20
消費
MP3
対象
1体
射程/
形状
接触/
時間
一瞬
抵抗
回避力/消滅
概要
発動体を操って攻撃する
効果

この魔法には、対象が有する“近接攻撃への耐性に類する能力”が有効です(これの典型的なものは、「[常]攻撃障害」です)。

この魔法の行使に際して、保持している“〈魔法の発動体〉としての機能をもつ武器”ひとつを指定します(魔法の発動体として保持してさえいれば、武器として装備している必要はありません)。ただし、習得者の冒険者レベルに応じて指定できる武器の「ランク」には制限があり、冒険者レベル1~4では「Bランク」か「Aランク」のみ、冒険者レベル5~10ではそれに加えて「Sランク」にかぎられます(冒険者レベル11以上では、ランクを問わず指定できるようになります)。
指定した武器をマナで操って殴りつけ、対象に物理ダメージを与えます。この魔法行使判定には、指定した武器がもつ、命中力判定へのボーナス/ペナルティ修正は無効です。
対象が回避力判定に失敗したならば、指定した武器のデータにもとづいてダメージが発生します。このとき、追加ダメージは「戦士系技能レベル+筋力ボーナス」の代わりに「魔力」となります。指定した武器が属性をもっていたり、【ファイア・ウェポン】などによって武器攻撃に属性がもたらされたりする場合には、この魔法のダメージも、その属性をもちます。

この魔法には、《魔法拡大/**》(ならびにその変化型の秘伝)は効果がありません。
一方で、「適用:1回の近接攻撃」に類する宣言特技や宣言型秘伝を宣言できます。ただし、魔法行使にもちいるのはあくまでもソーサラー技能であり、「使用」に具体的な技能名が指定されているもの(例:《全力攻撃Ⅱ》など)は、その条件を満たさないことから宣言できません。
この魔法の行使に、《マルチアクション》ならびにその変化型秘伝は、宣言できません。《マルチアクション》による追加の魔法行使の権利をこの魔法に充当することは、妨げられません。

3
【ストライクプログラム/ロングレンジ】
必要名誉点
20
消費
MP5
対象
術者
射程/
形状
術者/
時間
10秒(1ラウンド)
抵抗
任意
概要
【ウェポン・ストライク】に射程を与え、遠隔攻撃相当にする
効果

【ウェポン・ストライク】を「射程/形状:1(10m)/射撃」に変更します。

この効果を受けた【ウェポン・ストライク】は、その対象が有する“近接攻撃への耐性に類する能力”の代わりに、「遠隔攻撃への耐性に類する能力」が有効となります(たとえば「[常]攻撃障害」では、遠隔攻撃に対する効果が適用されます)。

5
【ストライクプログラム/リニア】
必要名誉点
30
消費
MP5
対象
術者
射程/
形状
術者/
時間
10秒(1ラウンド)
抵抗
任意
概要
【ウェポン・ストライク】を貫通にする
効果

この魔法の効果は、【ストライクプログラム/ロングレンジ】の効果中のみ有効となります。

【ウェポン・ストライク】を「形状:貫通」「対象:任意の地点」に変更します。
この効果を受けた【ウェポン・ストライク】には、《魔法制御》を宣言し、適用することができます。

この魔法の効果は、【ストライクプログラム/サーキュラー】の効果と同時に受けることはできません。

7
【ストライクプログラム/サーキュラー】
必要名誉点
30
消費
MP7
対象
術者
射程/
形状
術者/
時間
10秒(1ラウンド)
抵抗
任意
概要
【ウェポン・ストライク】を範囲化する
効果

【ウェポン・ストライク】を「射程:術者」「対象:1エリア(半径3m)/5」に変更します。ただし、【ストライクプログラム/ロングレンジ】の効果中であるならば、「射程」についてはそちらの効果が優先されます。

この魔法の効果は、【ストライクプログラム/リニア】の効果と同時に受けることはできません。

製作者:ViVi