【原始呪術に関するホルンベルガーレポート】
(ハールーン魔術研究王国)- 入門条件
- 200名誉点
この流派は、ゾフィー・ホルンベルガーという研究者の研究内容をまとめたものです。知識の剣で研究されている魔法の中でも、特に危険な部類の魔法として分類されており、閲覧のためには相応の信頼を得ることが必要です。
以下は、その研究レポートの概要です。
「呪術」とはなんでしょうか。現在の操霊魔法の中にも、【カース・ドール】をはじめとして「呪術」というべき魔法は残されています。しかし、呪術とは本来、魔法とは一線を画するものです。
原始的な呪術は、「奪われたら奪い返す」というものです。「傷つけられたから傷つけ返す」「殺されたから殺し返す」――状況に応じてそのように変化することはあれど、基本的に被害を受けたものが、加害者を害するためのものです。そしてそれは、勝手に起こるものです。
原始呪術の成立には2つの要素が必須です。1つは、被害者の恨み。被害者が、加害者によってなにかを奪われ、それを取り返すのではなく、それを奪った代償を払わせたいと考えていること。2つ目は、