ゆとシートⅡ for SW2.5 Wonder Arts Record

【ランドール蛮神割砕法】 【2025-08-26 21:17】 - ゆとシートⅡ for SW2.5 Wonder Arts Record

【ランドール蛮神割砕法ばんしんかっさいほう

(ランドール地方)
入門条件
50名誉点

ラクシアに生きる者にとって信仰は身近なものであり、それは蛮族も例外ではありません。“戦神”ダルクレムを筆頭に、なんらかの神を信仰する蛮族はけっして少なくなく、実際に神の声を聞ける――神官プリーストとしての力をもつ――個体も、稀ではありません。
そうした蛮族は、人族にとって大きな脅威となります。元から人族よりも頑健な肉体をもつ蛮族が、さらに神聖魔法を巧みに操って回復するのですから、倒すのは困難を極めます。

この流派は、そうした蛮族との戦いが頻繁な、ランドール地方で自然発生的に興りました。神聖魔法を扱う、ないしは神官に率いられた蛮族の群れを相手に、当地の戦士たちは対策を必要としました。そして、少しでも破壊力を高めたり、回復の余地を与えずに息の根を止めたり、といった工夫を凝らすようになったのです。
当初は個々人、あるいは小隊パーティ単位での工夫でしたが、転戦する冒険者や傭兵が仲立ちとなって、時とともに少しずつ技術が交流し、洗練されていきました。
発祥から二百年以上が経過した現在では、蛮族の神に抗う術――【蛮神割砕法】として、ランドール地方全体で広く共有されています。

近年、蛮族のみならずアンデッドや魔法生物にも有効という意見もあり、他の地方からわざわざ学びに来る冒険者も増えつつあります。

流派装備

この流派には、特別な流派アイテムは存在しません。

秘伝

この流派の秘伝は、いずれも打撃武器の使用を条件とします。

荒叩粉砕打こうこうふんさいだ

豪凄粉砕打ごうせいふんさいだ

必要名誉点
20
30
タイプ
《必殺攻撃Ⅰ》変化型
《必殺攻撃Ⅱ》変化型
前提
なし
《荒叩粉砕打》
限定条件
打撃武器、クリティカル可能
使用
ファイター技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
回避力判定-X
概要
クリティカルしなくなる代わりにダメージ増加
効果

急所への痛打を狙わず、ただ力によって敵を砕きます。

適用された攻撃は、クリティカル値が「X」だけ上昇(悪化)することと引き換えに、次のとおりダメージが増加します。

《荒叩粉砕打》
「+(X)」点
《豪凄粉砕打》
「+(Xの2倍)」点

リスクとして、回避力判定に「-X」のペナルティ修正を受けます。

Xは、「13から本来のクリティカル値を引いた値」に等しい数値です。攻撃対象がもつ特殊能力などによってクリティカルが発生しなくなっている場合、Xは「0」となります。

(「使用」が基礎特技と異なることに注意してください)

迅烈骨砕打じんれつこっさいだ

激烈骨砕打げきれつこっさいだ

必要名誉点
30
40
タイプ
《全力攻撃Ⅰ》変化型
《全力攻撃Ⅱ》変化型
前提
《必殺攻撃Ⅰ》
《迅烈骨砕打》
限定条件
2H打撃武器
使用

ファイターorバトルダンサー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
生死判定にペナルティ修正を与える
効果

敵の頭蓋や脊椎を砕き、再起不能に至らしめます。

「用法:2H」の打撃武器による近接攻撃に宣言する秘伝です。
適用された攻撃によって攻撃対象のHPを0以下に減じた場合、それによって発生する生死判定に、ペナルティ修正を与えます。具体的なペナルティ修正の量は、秘伝ごとに異なり、次のとおりです。

《迅烈骨砕打》
-10
《激烈骨砕打》
-20

(この秘伝は、基礎特技とことなり「リスク」をもちません。また、《激烈骨砕打》は基礎特技と異なり「使用」にグラップラー技能が含まれません。なお、《全力攻撃Ⅲ》に対応する秘伝は存在しません)

潰滅割砕打かいめつかっさいだ

必要名誉点
50
タイプ
独自宣言型
前提
《荒叩粉砕打》《迅烈骨砕打》
限定条件
打撃武器
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
クリティカルダメージ時、を一時的に無効化する
効果

敵の装甲や体組織を砕き、守りを無効化します。

適用された近接攻撃によって1回以上のクリティカルを発生させたうえで「1」点以上の適用ダメージを与えたとき、対象がもつ生得的な防御能力(「[常]強靭な皮膚」や「[常]骨の身体」など)による、武器攻撃(近接攻撃や遠隔攻撃を含みます)への耐性(クリティカル無効や防護点の上昇)を無効化します。この効果は、10秒(1ラウンド)にわたって持続します。

《薙ぎ払い》などと併用した場合、そのすべての攻撃対象に、この秘伝は有効です(攻撃対象ごと、クリティカル発生の有無を判断し、効果適用の是非が決定されます)。

製作者:ViVi