スノウエルフの闇狩ヴェロス・ナイ＝シェルは、邪竜ソリナルドレシアの生み出した“魔域”に故郷を滅ぼされて以来、その復讐のために戦ってきました。
しかしその戦いの人生のさなか、邪竜の眷属が放った呪いによって、両目の視力と片足の自由を失いました。それはきわめて特異かつ強力な呪いであり、およそ現代に生きる術師では解除不能なものでした。

それでも復讐を諦めず、不自由を抱えた肉体で戦うための技を、ヴェロスは模索します。
不幸中のさいわいと言えるのは、かれが卓越した闇狩であったことでしょう。常軌を逸した荒行によって、ヴェロスはまず、念糸を介して周囲を知覚する技と、次に、気や念糸によって足を強引に動かす技を編み出しました。
さらに、それでもなお対応が後れて包囲されることが多いとわかると、周囲の敵を一掃するための、特殊な投擲術をも開発しました。
今となっては、ともすれば負傷する以前よりも強力な闇狩として、“魔域”との戦いに明け暮れています。

もっぱら復讐のために生きるヴェロスですが、邪竜の討滅になんらかのかたち（“魔域”の調査や攻略に力を貸すか、または、金銭的な支援）で協力することと引き換えであれば、技の手ほどきをしてくれます。

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