聖印と神像

　ドゥルディアの聖印は鹿の枝角の形をしています。必ずしも鹿の角そのものというわけではなく、鹿の角を象った細工であることも多いです。材質は石か木が好まれますが、陶器やガラスで出来た聖印も存在します。
　その姿は、大きな枝角を持つ美しい銀髪の女性として描かれます。純銀の体毛を持つメガロケロスとして描かれることも多いです。

神格と教義

　主に寒冷な地域で進行されている、森の神です。雪や山に関する逸話もあります。
メガロケロスが本当の姿であると伝えられていますが、人の姿をとって現れることもあるようです。妖精神アステリアによって見出された神だとするのが通説ですが、樹神ダリオンによって見出されたとする説もあるようです。
　神々の戦いにおいては、海掠神エイリャークと苛烈な戦いを繰り広げた伝説が残っています。奪うもの、侵すものに対して激情をもって対応する、戦いの神でもあります。自ら戦いを望むことはありませんが、挑まれた戦いに対しては全力をもって応じることでも有名です。
　雪や森に親しんで暮らす者の他、戦いによって大切なものを守ることを誓った騎士などに信仰されています。ドゥルディアの信者は侵すものに対して容赦をしないことで有名です。その性質から、エイリャークの信者とは絶対に相容れません。

格言

「奪う者に後悔を、侵すものには死を」

「静寂を望み、平穏を愛せ」

「汝の剣は護るためにこそある」