真なる死を紡ぐもの
- 知名度
- 26
- 形状
- 複数の血管のような装飾が巻き付いた、黒い杖
- カテゴリ
- 〈スタッフ〉SS
- 製作時期
- 古代魔法文明
- 概要
- 操霊魔法にさまざまな恩恵をもたらす。【メルグオルディス屍魂操術】の秘伝魔法を行使できる
- 効果
-
[常]死を紡ぐ魔杖
この杖を発動体としてもちいる操霊魔法において、以下の条件の各号を満たす場合、魔力が本来よりも「1」高いものとしてあつかわれます。複数の条件を同時に満たすならば、その数だけ、魔力の上昇効果は累積します。
- ①
- 「呪い」属性をもつ魔法である
- ②
- 「分類:アンデッド」のキャラクターのみを対象にとった魔法行使である、または、“アンデッドを作製する”魔法である
- ③
- 装備者が4点以上の「穢れ度」を有する
[常]無尽の操霊術
この杖を発動体としてもちいる操霊魔法では、《魔法拡大/**》を適用しても、3倍までは消費の倍加を無視できます。
これにより、《魔法拡大/威力確実化》《魔法拡大/確実化》は、消費への影響が完全になくなります。《魔法拡大/数》《魔法拡大/距離》《魔法拡大/時間》《魔法拡大/範囲》については、それぞれ3倍までは倍加が発生せず、4倍以上では額面どおり(つまり、4倍なら4倍)の倍加が発生します。
この“3倍まで”の制約は、拡大一種類ごとに判断します(複数の《魔法拡大/**》を併用した場合、それぞれが3倍以内に収まるのなら、消費の倍加はいっさい発生しません)。[補]屍の支配者
この杖を発動体として作製されたアンデッドに対しては、〈支配の杖〉(⇒『Ⅲ』237、『ET』117頁)と同様の効果をもち、さらに補助動作で命令の変更を実行できます。
[常]屍魂操術の要
このアイテムを発動体とすることで、【メルグオルディス屍魂操術】の秘伝魔法を行使できます。
武器データ
最後に、単純な武器としてのデータは次のとおりです。
名称 用法 必筋 威力 C値 追加D 〈真なる死を紡ぐもの〉
2H 13 43 ⑫ +3
由来・逸話
メルグオルディス・アバドラクがもちいた、杖の魔剣です。“死を紡ぐもの”とは本来この杖ひとつのみを指す銘でしたが、【屍魂操術】が流布される過程で模造品が慣例的に〈ネザーヴェイン〉と呼ばれるようになり、区別のためオリジナル側は真の語をともなって呼ばれました。
この杖の出自はわかっていませんが、この杖こそが〈支配の杖〉の起源であるか、あるいは、〈支配の杖〉の起源から分化した魔剣だと見られ、第六世代魔剣にあたると推測されています。
メルグオルディス本人の死とともに失われたとされており、現存していません。